任意整理の手続きの流れ

任意整理とは

クレジット・サラ金その他金融機関からの多重債務を抱えた人は、
債務の重圧のため苦悩されています。任意整理はそういった人たちを窮地から救い、
希望と安らぎを与え新たな生活を歩むことを可能とさせるものです。

任意整理手続きの流れ

1.弁護士に相談
借り入れ状況、家計状況などの資産・負債・収入・支出の現状把握、債務発生と増大の原因・使途の解明により任意整理に適するかどうかを判断します。
2.任意整理を委任
負債総額と弁済源資(返済金額)を概算し、任意整理に適すると判断の後、弁護士は任意整理を受任します。
3.介入(受任)通知を発送
受任後、直ちに各債権者(業者)に介入の通知を発送します。
それにより債権者からの連絡・取立・督促は一切停止します。
4.負債額の調査と確定
各債権者へ取引経過や残高・状況の開示を求め、ご相談者の記憶と債権者からの書類を照合し相違をチェック。その後、利息制限法に基づき正当な債務額を算出します。
5.債権者との和解交渉
各債権者一社一社と交渉し、ご相談者の状況と意向に応じた範囲内での分割返済方式を主に和解を成立させるよう努力します。
6.返済の開始
依頼者は和解成立後、完済に至るまでは、新生活への再出発をするため規則正しく返済をしていく必要があります。そのため根気強く努力することが必要であり、これが任意整理の大前提です。

任意整理の解決策

月々の返済
返済額を依頼者の可能な金額に引き直す。
利息の軽減
現状のままの高い利息を付けると、返済金の大半が利息に消えてしまう。
それでは債務者も更正できず、返済意欲も損なうため将来的な利息の軽減を図る。
返済期間
3年から4年ぐらいを目安に完済に至る。
債務額確定
利息制限法の利息によって元利充当計算をして、残債務の確定をする。過払いに関しては返還を求める。
一括返済
一括払いの債務を分割払いにする。
延滞の場合
現在、返済の延滞(遅れ)がある場合は延滞を停止させる。